Playboy本社がMiami Beachへ移転|新Playboy Club復活とブランド拠点の全貌!
September 6, 2025
長い歴史を持つグローバルブランドも、時代の変化に合わせて拠点を移し、新たなステージを探し続けています。1953年の創刊以来、雑誌から始まり、ライフスタイルやカルチャーを象徴する存在となってきたPlayboyもまたそのひとつです。
2025年8月、同社は世界本社をロサンゼルスからマイアミ・ビーチへ移転すると発表しました。この動きは単なる拠点変更ではなく、Playboyが次の章に進むことを示す象徴的な出来事といえます。
新本社にはオフィス機能に加え、会員制クラブやレストラン、さらにはコンテンツ制作スタジオを併設する予定で、ブランドの再生戦略を体現する複合拠点として注目されています。
なぜPlayboyはMiami Beachを選んだのか ─ 移転理由と都市の魅力
PlayboyのグローバルCEOであるベン・コーン氏は、本社移転の理由をこう語っています。
「Miami Beachは全米でも最もダイナミックで文化的影響力のある都市のひとつであり、Playboyの次章に理想的な場所です。」マイアミ・ビーチは国際都市として多文化が交わる拠点であり、柔軟なビジネス環境、活発なライフスタイル市場が特徴です。
Playboyが掲げる「自由」「創造性」「多様性」との親和性も高く、ブランドの価値観を体現できる場として適しています。また、Miami Beach市のジョセフ・マガジン市議もPlayboyの移転を歓迎し、象徴的ブランドを迎えることで地域経済や文化発信力がさらに強化されるとの期待を表明しました。
Playboy本社の新拠点「RIVANI Miami Beach」とは

Playboyの新しいグローバル本社は、マイアミ・ビーチ中心部にある「RIVANI Miami Beach」に設けられます。この場所は単なるオフィススペースではなく、ブランドの多面的な活動拠点として機能する予定です。本社機能のほか、会員制クラブやレストラン、さらにコンテンツ制作を担うスタジオも併設され、「働く場所」であると同時に「文化やライフスタイルを発信する場」として位置づけられています。
立地は観光客と地元住民が集うMiami Beach随一の商業ストリート「Lincoln Road」に近接。高級ブティックやレストラン、アートギャラリーが軒を連ねるこのエリアは、歴史的なアートデコ建築群と現代的都市開発が共存する、文化とビジネスの交差点です。常に人々の往来があり、国際的なイベントの舞台ともなるため、拠点としての都市的中心性は群を抜いています。
Lincoln Roadの代表的なショップ&レストラン
- 国際ブランドショップ:All Saints、Mango、Zara、H&M、Adidas、Nike、Anthropologie、Lululemon
- 人気レストラン:Mila(ルーフトップバー)、Issabella’s(ロマンチックなシーフードレストラン)、The Cheesecake Factory(定番)
- フードホール:Lincoln Eatery(多国籍料理+屋上バー)
- 話題のダイニング:ORO Miami(モダン高級)、CVI.CHE 105(ペルー料理)、Havana 1957(カジュアルなキューバ料理)
RIVANI Miami Beachは、こうした都市の象徴的なロケーションに位置することで、今後マイアミ・ビーチのランドマークとしてさらに大きな注目を集めることに違いありません。
Playboy Club復活 ─ 歴史とともにMiami Beachで再始動
移転プロジェクトの大きな目玉の一つが、新たに誕生する「Playboy Club」です。RIVANI内に開設されるこの新クラブは、レストランと会員制スペースを併設し、ブランドを象徴する拠点として再構築されます。
「Playboy Club」が最初に登場したのは1960年のシカゴです。その後、ニューヨーク、ロンドン、ラスベガス、マイアミなど世界の主要都市に広がり、1970年代には30店舗以上を展開。バニーガールの制服をまとったスタッフによる接客や、会員制ラウンジの仕組みは一世を風靡し、セレブや文化人、ビジネスマンが集う特別な社交場としてカルチャーの一部を形づくりました。しかし1980年代以降、多くのクラブは閉鎖されました。それでも、ラスベガス(2006〜2012)やロンドン(2011〜2018)での復活が示すように、Playboy Clubは時代ごとに話題を集め続けてきた存在です。
今回マイアミ・ビーチに誕生する新しいクラブは、そうした歴史を踏まえた“現代的な再解釈”です。また、公式発表によれば、デザインには「Playboy Mansion」にインスパイアされた要素が取り入れられるとのこと。Playboy Mansionとは、創業者ヒュー・ヘフナーが所有していたロサンゼルスの豪邸で、プールや庭園を備えた華やかな空間でのセレブリティ・パーティーが世界的に知られた存在でした。
単なる住まいではなく、Playboyブランドを象徴する社交文化の舞台でもありました。そのMansionの華やかさや社交の場としての雰囲気を取り入れることで、新しいPlayboy Clubはブランドの伝統と革新を融合させた体験型の拠点として再び脚光を浴びることになるでしょう。
PlayboyがMiami Beachに開設する新コンテンツスタジオとは
本社移転にあわせて、Playboyは「RIVANI Miami Beach」内に新たなコンテンツスタジオを設ける計画です。ここではポッドキャストや写真撮影、映像制作など、メディア事業を支えるクリエイティブ活動が行われます。

Playboyといえば雑誌を起点とした出版ブランドというイメージが強いですが、近年はライフスタイルやデジタル領域へ大きく軸足を移しています。新スタジオはその流れを体現するものであり、「出版」から「体験・メディア・ブランド発信」へという変革を象徴しています。
また、Miami Beachという立地も重要です。文化的に多様で国際色豊かなこの都市から、Playboyは新たなコンテンツを世界に発信していく構えを示しました。単なる制作拠点ではなく、ブランド再生の基盤として、今後の活動において大きな役割を担うことになるでしょう。
Playboy本社移転がもたらす影響と今後の展望

Playboyが世界本社をマイアミ・ビーチへ移すことは、単なる企業移転にとどまらず、都市そのものに大きな波及効果をもたらす可能性があります。RIVANI Miami Beachを拠点に展開される会員制クラブ、レストラン、コンテンツスタジオは、文化とライフスタイルを結びつける新しい発信地となり、街の都市価値を一段と高めるでしょう。象徴的ブランドの誘致は、Miami Beachの国際的な文化拠点としての地位をさらに強化し、観光や経済活動にもプラスの影響を及ぼすと期待されます。
一方で、施設の開業時期や具体的なスケジュールはまだ公表されていません。しかし、本社移転そのものが、Playboyが「出版を中心とする企業」から「ライフスタイルと体験をグローバルに発信するブランド」へと進化する象徴的な出来事であることは明らかです。今後の工事の進展や詳細な発表、さらには地域社会や経済への影響については、引き続き注目が集まっています。PlayboyがMiami Beachでどんな新しい姿を見せてくれるのか。今後の動きから目が離せませんね。
Rie Nakai、


