フロリダ・マイアミ不動産投資は、どこへ向かっているのか ― 『世界一の海外バイヤー都市』と、その隣で進む新たな開発ラッシュ
July 10, 2026今回は少し視点を変えて、2つの角度からマイアミ不動産の「今」をお伝えします。ひとつは、マイアミが海外投資家からどれだけ選ばれ続けているかという統計データ。もうひとつは、そのマイアミの隣で今まさに動き出している、新たな開発エリアの実例です。
本日はMIAMI REALTORS®+R World の2025 Profile of International Home Buyersを参考にし統計データ深掘りと、マーケット分析についてご紹介いたします。
参考資料: MIAMI REALTORS®+R World の2025 Profile of International Home Buyer

マイアミ、2年連続で「全米No.1の海外バイヤー都市」に

MIAMI REALTORS®+RWorld(マイアミ不動産協会)が2026年上半期に発表した最新レポート「2025 Profile of International Home Buyers」によると、マイアミは2025年も全米で最も海外バイヤーに選ばれた不動産市場となりました。同レポートは、MIAMI REALTORS®加盟エージェントによる2025年8月から10月にかけての国際取引を対象に調査したものです。
具体的な数字を見ると、2025年に海外バイヤーが購入した南フロリダの不動産総額は44億ドルで、前年の31億ドルから大きく増加しました。購入件数も4,000件から5,300件へと伸びています。南フロリダにおける海外バイヤーの取引額シェアは15%で、これは全米平均(2%)の7倍、フロリダ州平均(5%)の3倍以上という突出した水準です。

購入国別ではコロンビアが15%で首位、次いでアルゼンチンが12%、メキシコとブラジルがそれぞれ7%と続きます。中南米の政情不安や通貨安を背景に「安全な資産の逃避先」として選ばれている側面がある一方、購入単価で見るとメキシコからのバイヤーが中央値93万4,000ドルと最も高額で、ブラジル(77万7,400ドル)がこれに続きます。また、南フロリダの国際取引のうち51%が現金決済(オールキャッシュ)で行われており、全米平均の47%を上回っています。新築・プレコンストラクション(建設前販売)物件市場においても、2025年7月までの18カ月間の取引の49%を海外バイヤーが占めたと、同協会の別調査(New Construction Global Sales Report)は報告しています。
その”隣”で今、静かに進む開発ラッシュ ― ハランデール・ビーチ

現地で高級・水辺物件を専門に扱うScott Patterson Group(スコット・パターソン・グループ)を率いるスコット・パターソン氏は、同メディアの取材に対し「もはや休暇のためだけに来る街ではない。マイアミもパームビーチも高すぎるからこそ、家族ごと、あるいは会社ごとこの街に移ってきている」と説明しています。
具体的なプロジェクトとしては、Kadima Developers(カディマ・デベロッパーズ)が手掛ける総額7,000万ドルの複合開発「Seven Park(セブン・パーク)」(全121戸、1平方フィートあたり約750ドル)、BH Group(ビーエイチ・グループ)とPrime Group(プライム・グループ)による246室規模のヒルトン系ホテル、そしてFour West Developers(フォー・ウェスト・デベロッパーズ)による総額8,500万ドルのオフィス開発「Square Hallandale(スクエア・ハランデール)」などが進行中です。さらに、ゴルフの名門コースを擁するShell Bay Club(シェル・ベイ・クラブ)の敷地内では、PPG Development(ピーピージー・デベロップメント)とWitkoff Group(ウィトコフ・グループ)が、JPモルガンなどから2億7,300万ドルの融資を受けて、108戸の高級コンドミニアム(200万〜1,000万ドル)とAuberge(オーベルジュ)系リゾートホテルを一体開発しています。
これだけの規模とジャンルの開発が同時に動いているという事実は、単に「新しい建物が増える」以上の変化を示唆しています。住宅・ホテル・オフィスが同時に整備されるということは、働く場所と住む場所、余暇を過ごす場所がひとつのエリアに揃うということでもあります。今後は、こうした複合的な受け皿が整うにつれて、マイアミ都心部での就業や商談を保ちながらハランデール・ビーチに生活拠点を置く、いわゆる「職住近接型」の移住者がさらに増えていくと見込まれます。あわせて、Seven Parkのように1平方フィートあたり750ドル前後という、マイアミ都心部より抑えられた価格帯の新築物件が供給されることで、割高感が薄まった状態でも新築を選べる層が広がり、中期的にはこのエリア自体の地価水準を押し上げていく展開も予想されます。
まとめ
今回ご紹介した2つのデータ・ニュースは、それぞれ独立した情報源に基づくものですが、並べて見ると興味深い符合が見えてきます。マイアミという街が海外マネーの受け皿として世界一の地位を維持し続ける一方で、その内側では地価上昇についていけない層が、より外側のエリアへと押し出されている。フロリダ 日本人 不動産という観点で考えても、こうした「中心部での国際競争」と「周辺エリアでの新規開発」という2つの動きは、投資先を検討するうえで押さえておきたいポイントです。
本記事で紹介した海外バイヤー統計は2025年通年のデータ(2026年1月発表)、ハランデール・ビーチの開発動向は2026年7月8日時点のニュースであり、それぞれ発表時期が異なる別々の情報源です。最新の状況については、記事末尾の参考文献より一次情報もあわせてご確認ください。
あわせて読みたい関連記事:NYを抜いた!マイアミ不動産市場が全米1位の高級物件数を記録した理由とは? 高級物件リスティング数が示す市場構造の変化を解説!
現地不動産エージェントだからこそキャッチできる
最新のマイアミ不動産情報や、お得な裏情報 も随時発信中です!
. 
Global Real Estate Advisor
The Audrey Ross Team at Compass
Japanese | English | Luxury | Investment | Miami
______________________________________________
Address: 4699 Ponce de Leon Blvd Coral Gables, FL 33146
Phone : 3057463651 Email : rie.nakai@compass.com
Website : www.miamirealestate.com
マイアミ不動産(日本語): http://rienakai.com/
日本人不動産 / アメリカ / フロリダ / マイアミ / 不動産 / 投資物件 / バケーションハウス / マイアミエージェント / Miami Florida Japanese Agent / ペンション / ラグジュアリー / フロリダ物件最新情報 / 海外不動産 / 日本人マイアミ生活 /アメリカ移住計画 / 日本人不動産エージェント / 海外不動産投資 / マイアミフロリダ ライフ / マイアミビーチ/マイアミ投資物件 / アメリカ不動産 /マイアミ日本人不動産 / アメリカ 不動産 2026 / マイアミ 高級コンドミニアム / ハランデール・ビーチ/ Hallandale Beach /ブロワード郡 /マイアミ・デード郡 / パームビーチ郡 / フォートローダーデール /ガルフストリーム・パーク/ シェル・ベイ・クラブ/ Kadima Developers Seven Park / Square Hallandale Shell Bay Club / Witkoff Group PPG / Development Auberge Resorts / フロリダ / 隣接エリア開発 / 職住近接 / フロリダ コンドキャニオン / ブロワード郡 / 新築コンドミニアム マイアミフロリダ / 地価上昇
■参考・引用文献
The Real Deal Miami「”People come here to make babies”: Mapping development in Hallandale Beach」(2026年7月8日発表)
https://therealdeal.com/miami/2026/07/08/hallandale-beach-attracts-wave-of-new-development/
MIAMI REALTORS®+RWorld「Miami is #1 U.S. Market for Foreign Home Buyers; New MIAMI REALTORS® International Report Released Today」(2026年1月27日発表)
https://www.miamirealtors.com/2026/01/27/miami-is-1-u-s-market-for-foreign-home-buyers-new-miami-realtors-international-report-released-today/


