マイアミ・ウィンウッドに誕生!45階建て3棟・約1,400戸の超高層開発とは?
June 22, 2025今回は、再開発が進むマイアミ・Wynwoodエリアで新たに計画されている大規模住宅プロジェクト「LivWrkによる3棟高層開発」についてご紹介します。かつて倉庫街として知られていたこの街が、いまやアートと文化、そして都市開発が交差する注目の地域へと変貌中です。
今回のプロジェクトでは、45階建てのタワーが3棟建設され、総戸数は約1,400戸。その中には、地域で働く中間所得層向けの住宅も含まれており、エリアの多様性や活気を支える仕組みも導入されています。本記事では、建築的な特徴や都市政策との関連性、投資・生活の両視点から見た注目ポイントをわかりやすく解説していきます。
前例のない高層開発がウィンウッドで進行中|法改正が後押し
アートと文化が息づくマイアミ・Wynwoodで、45階建てタワー3棟・約1,400戸の高層住宅開発が動き出しています。その背景には、地域密着で中間所得層向け住宅を追加すると規制が緩和される「Live Local Act」の存在があります。これにより、高さや容積率の制限が突破されるとともに、住宅価格への税優遇なども受けられるようになりました。
開発を手がけるのは、ニューヨークを拠点に創造的な都市再開発を得意とするデベロッパー、LivWrk(リヴワーク)。同社は、ニューヨーク・ブルックリンのDumbo地区において、「Front & York」(全408戸+約13,900㎡の大型商業ゾーン+屋上プール)など、地域の魅力を再創出する再開発プロジェクトに携わった実績があります 。この高層開発は、単なる集合住宅ではなく、法制度の支援を活用しながらも都市の将来像を描く挑戦的な試みです。ウィンウッドのスカイラインに新たな顔を刻み込もうとしています。
45階建てタワーに1,363戸|住まいの選択肢がさらに多様に
本プロジェクトでは、合計1,363戸の住宅ユニットが3棟の45階建て高層ビルに分散して配置される予定です。間取りはワンルームのスタジオタイプから1〜3ベッドルーム、さらには書斎や趣味スペースとして使えるプライベートルーム付きプランまで揃い、単身者からファミリー層まで幅広いニーズに対応しています。
特筆すべきは、全体の約40%(547戸)が「ワークフォース住宅」として供給される点。これは、教師や看護師、警察官など地域の中核を支える中間所得層が、適正価格で住まいを得られるように設計された枠組みで、「Live Local Act」に基づいています。これにより、地域の活性化だけでなく、安定したコミュニティ形成にも貢献する構造となっています。
家賃の目安としては、スタジオタイプで月額約2,800ドル(約43万円)程度とされており、所得に応じた多様な選択肢が用意されている点も大きな特徴です。例えば、リモートワークが多い単身層にはスタジオや1ベッドルーム+プライベートルーム、ファミリーには2〜3ベッドルームタイプが快適な暮らしを支えてくれます。
暮らしを支える商業施設・駐車場・共用スペースも充実
税制優遇と安定収益を見込める、新時代の投資物件
マイアミ・ウィンウッドで進行するこの大規模タワー開発は、1,363戸という規模からも投資対象としての注目度が高まっています。計画の柱のひとつとなっているのが、40%の住戸を「ワークフォース住宅」として提供する点です。これは「Live Local Act」に準拠した設計で、中間所得層向け住宅を一定割合提供することで、建築規制の緩和や税制優遇を受けられる仕組みとなっており、中長期での安定運用を見込めるメリットがあります。
さらに、近年のウィンウッドはアートと再開発が融合した都市へと進化を遂げており、周辺地域の価値上昇も相まって、将来的な資産性にも期待が寄せられています。長期保有による安定収入と、出口戦略の柔軟さを兼ね備えた、戦略的な選択肢といえるでしょう。
アートとカルチャーが共存する「暮らせる街」ウィンウッド
今回ご紹介したLivWrkによる高層住宅プロジェクトは、アートとカルチャーの街・ウィンウッドに新しい暮らしの選択肢をもたらす大規模開発です。45階建て・約1,400戸という規模に加え、「Live Local Act」によって中間所得層の住宅ニーズにも応える構造となっており、地域の多様性と活気を維持しながら、さらなる成長を目指しています。
商業施設や共用アメニティも充実しており、居住者の快適な生活を支える環境が整っている点もポイント。投資先として見ても、税制優遇や周辺エリアの再開発動向から、将来性と安定性のバランスを期待できる案件です。
アートと都市開発が共存するこの街で、「暮らす」「働く」「投資する」すべての可能性が広がる。そんな未来のライフスタイルを想像させてくれるプロジェクトとして、今後も注目すべき存在といえるでしょう。
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Rie Nakai,